Saturday, January 31, 2015

「米国の教科書は歴史を歪曲している」日本の首相は指摘した

マイケル・ヨン
2015年1月30日

マグローヒルは,ねつ造された歴史が記載された教科書を出版した.ねつ造のほとんどは中国製だ.状況を分析している我々にはこのことがよく分かる — これは中国のプロパガンダの一環である.中国の主要な目的は,日本と米国,あるいは他の同盟国との関係にあつれきをもたらすことだ.
中国は,また,米国やヨーロッパその他の大学に無償で中国語を教える教員を配置し,さらに「交換プログラム」によってアメリカ人を中国に招待することで,そのプロパガンダの目的を果たしつつある.
中華人民共和国は気前の良く学べる機会を提供し,彼らの側にたった歴史のみを教える.一方で,チベットや毛沢東の大量殺戮どんちゃんさわぎについては一切触れられない.
中国はアメリカの教育機関へ無償資金 — まぁ,無償というものは無いのだが — を提供している.中国の情報操作における重要な部分は,教科書に何を紛れ込ませて,何を削除しているかについて,あれこれと画策することだ.
日本の慰安婦についての誤った歴史情報をふくむマグロウヒルの教科書の2ページのコピーを受け取った.不幸なことにまだ2ページしか持っていない.つまり本自体は入手できていない.しかしながら次のことは言える.その2ページに書かれてあることは作り話だ.したがって本自体の信憑性も疑わしい.
米国における進歩的な弁護士だったら,マグロウヒルに対して,慰安婦のくだりにたいする客観的な証拠を出せと,あるいは高額な本を売るのだったら理性的な歴史家が見てニセの情報を含んでいるとすぐにわかるようにする義務があると要求してくるのは容易に想像がつくことだ.
言論の自由というものは,誤りがあるのに,あるいは誤りがあると知るべきなのに,真実であるとして宣伝して製品を売るような自由とイコールでは無い.弁護士だったらこれを不正行為,または背任行為と呼ぶだろう.あるいはもっと強い言葉で非難するかもしれない.
マグロウヒルの名声が危険にさらされている.朝日新聞は今週,同様な文言の記事を記載した件で訴えられたばかりだ.
客観的証拠を見つけることができない限り危険海域は避けるものだ.何十年もかけて探して,だれも見つけることができなかった.それには30億円もかけて調査して何も見つけることができなかった米国政府も含まれる.(連邦議会へのIWG最終報告書 2007年.)

http://www.nytimes.com/2015/01/30/world/asia/japans-premier-disputes-us-textbooks-portrayal-of-comfort-women.html?_r=1


Michael Yon
January 30, 2015

"U.S. Textbook Skews History, Prime Minister of Japan Says"
McGraw-Hill published a textbook containing revised history. These revisions are in large part a product of PRC. 
Those of us who have been studying the situation see this clearly -- this is a propaganda ploy by PRC. PRC's main goal is to create frictions between Japan and allies such as the United States.
PRC accomplishes this in part by supplying universities and colleges across the USA, Europe, and more, with free Chinese faculties who teach Chinese, and invite American and other students over to China for "exchange programs." 
The People's Republic of China offers generous scholarships, and teach their side of history, avoiding topics such as Tibet and Mao's great mass-murder spree.
PRC also gives free money -- well, nothing is free -- to US educational institutions. An important part of PRC's information operation revolves around what goes into our textbooks, and what is omitted.
Yesterday I received a copy of two pages of the McGraw-Hill book containing untrue historical information about Japanese Comfort Women. Unfortunately I still have only two pages, and do not yet have the entire book in hand. I can say with certainly, however, that given the fact that these two pages clearly are fiction, this calls the entire textbook into question.
We see today a gigantic newspaper in Japan being sued by more than 10,000 readers for knowingly disseminating false information. The Asahi Shimbun is facing an existential threat. 
It is not difficult to imagine that some enterprising lawyers in the USA will demand that McGraw-Hill provide objective proof for the Comfort Women passages, or be held accountable for selling books at high prices that a reasonable historian should know contain false information.
Freedom of speech does not equal freedom to sell products that are advertised as truthful, which are known to be false, or should be known to be false. If they were lawyers, this might be called malpractice, or even worse.
McGraw-Hill's prestige is on the line. Asahi Shimbun is being sued just this week for similar words.
These dangerous waters are best avoided unless they can find objective proof. After decades of searching, nobody has found it, including the US Government after spending $30 million on research. (IWG Final Report to Congress 2007.)

http://www.nytimes.com/2015/01/30/world/asia/japans-premier-disputes-us-textbooks-portrayal-of-comfort-women.html?_r=1



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4 comments:

Anonymous said...

証拠などないのです。なぜならそもそも人さらいで慰安婦にしたなんてことはない
のだから。ないことを証明せよと今まで日本は不当に糾弾されてきたわけです。

韓国の言い分としては日本軍が事実を知る慰安婦を皆殺しにして、証拠書類も全て
燃やして証拠隠滅を図ったのだと言ってますね。それこそ何の証拠もないのですけど。
そもそも新聞広告で堂々と募集していた慰安婦を証拠隠滅のために虐殺する意味が
ないのだけどそういう論理は韓国には通じません。この日本からすれば全く理解不能な
デタラメは韓国ではすでに史実となっております。日本に虐殺されたと言う慰安婦の
関係者もいなければ日本が燃やしたという書類を見た者も誰一人いないのに、日本軍が
慰安婦を大量虐殺したということを子供の頃から教育されているのです。

ちなみにマイケル・ヨンさんは米国人ですし韓国は日本同様米国の同盟国ということも
あってあくまで米国(民主主義)×中国(共産主義)という構図で見ているように
思います。韓国の行動も中国の影響、もしくは韓国内部の北朝鮮の工作と。
それもたしかにありますがアメリカ国内で工作しているのはアメリカ在住の韓国人です。
少なくとも近年まで中国は慰安婦問題には興味を持っていませんでした。
習近平になって反日に利用できるものは積極的になりましたが米国内での慰安婦工作
まで考えるほどではなかったです。あくまで主体は在米韓国人です。
中国もお金をばらまいてますが韓国も狂ったように工作活動をしているのです。

Anonymous said...

いつも参考にさせていただいております。
Michael Yon 氏の活躍に心から感謝しています。
韓国サイドの主張の影響は、アメリカで非常に広範囲に及んでいると痛感します。
今日のVOAのwebsiteでも慰安婦をWWII Sex Slavesと呼ぶ記事が掲載されてました。
http://learningenglish.voanews.com/content/south-korea-wants-japan-to-apologize-to-ww2-sex-slaves/2618102.html
世界の英語学習者に一方的見解を刷り込む記事に暗澹とします。
自分には何ができるのか自問自答の日々です。

Unknown said...

「元従軍慰安婦の口述集「日本軍慰安婦被害口述記録集 聞こえますか? 12少女の物語」の英語版「Can you Hear Us?:The Untold Narratives of Comfort Women」が米ニューヨークで初めて出版される」という記事を目にしました。
この本の元になっていると思われる証言集は以下アドレスのものと思われます。
日本語 http://contents.nahf.or.kr/japanese/item/level.do?itemId=iswj
英語  http://contents.nahf.or.kr/english/item/level.do?itemId=iswj

この証言集なのですが
コン・ジョムヨプ「一人の日本人と二人の朝鮮人が来て絹工場で働けと言われ、行かないと言ったら父親に酷く怒られた。行った先は黄色の軍服の軍隊の慰安所だった。
(つまりこの人は親に売られて中国国民党の慰安婦になった人だった事が解る)

キム・ファジャ(仮名)「メガネの金さんと呼ばれている朝鮮人に縫製工場で働くと騙されて連れて行かれた。チャンという姓の全羅道や慶尚道出身者が経営しているカゲツという家で慰安婦生活をしていた。」
(この人が慰安婦になるまでに関わった登場人物の殆どが朝鮮人で朝鮮人の置屋で慰安婦生活をしていた事が解る)

上から二人目まで読んだだけでも「日本軍が強制連行し、性奴隷を強要した」という証拠にはならないと思うのですが、韓国はこれを「口述集英語版は、最近の日本の右傾化で慰安婦関連の歴史もみ消しなどが組織的に続いている今、タイムリーな対抗資料として期待されている。特に、米国は日本に対し影響力が大きいため、米国での認識拡大が慰安婦問題解決を前進させると期待される。」と言います。

日本人ならば、黄色の軍服を日本軍が採用した事が無い事を知っています。金さんという性、全羅道や慶尚道という地名で、朝鮮という事が解ります。また、「誰が彼女にそれを強いていたか」の事実だけを取り出すと簡単な話に思えるのですが、口述筆記には「こんなに酷い事をされた」という主観的な情報がこれでもかというくらい記載されています。

「米国での認識拡大が慰安婦問題解決を前進させると期待されている」そうですが、私もアメリカ人がこの本を読んで、どのような判断をするのか、興味があります。

Unknown said...

この総理の指摘に対するアメリカ国内の反応です。以下

『米国歴史協会(AHA)』所属の学者たちによる、安部総理への糾弾声明(2.5)

総理の発言、特に教科書の記述修正を要求したことに対して、アメリカ国内では強い反発が起きています。民主党のマイク・ホンダ下院議員は1月30日(現地時間)、安倍総理の要求に対して「非常識な行為だ。安倍総理がアメリカの教科書を修正するように要求したからといって、受け入れられるはずもない。歴史的な事実を否定するような主張を、どうして受け入れることができるのか。このような動きには、在米コリアンが強く対抗しなければならない」と語っています。

安倍総理が言及したのは『マック・グローヒル社』の教科書です。同社は最近の声明で「日本政府の代表が私たちに、教科書の慰安婦描写の部分を修正してほしいと要請した。しかし、執筆した学者たちは慰安婦の歴史的事実に則っており、私たちは執筆者たちの著述と研究、表現を明確に支持する」と表明しています。

慰安婦に対する誤解は消えていません。
又日本国内では東京大空襲、長崎・広島への原爆投下等々は虐殺であった、等の批判が出ています。

これだけ見ても日米離反作戦はかなり功を奏しています。アメリカは間違っていた慰安婦への認識だけでも認めないと日米の争いになり思うつぼです。