Michael Yon
Tokyo, Japan
Opinion
ヤシの木であれ:たばこ、南軍の旗、合衆国憲法修正箇条 (パート1)
この地上と様々な文化において慎ましいヤシの木は、叡智、立ち直る力、および名高い戦士の象徴であった。
しばしば台風に襲われる地域に大きなバナナ農園が無いことには理由がある:バナナの木は柔らかいため、台風の一撃で大きく折れ曲がってぺしゃんこにされてしまうのだ。
マツなどの堅い木も嵐によって何千本もなぎ倒されるが、堅いヤシの木は風にしなうので、ハリケーンの去った翌朝でも海岸のすぐ近くに立ったまま残っている。
ひみつは柔らかすぎないことでも、まったくたわまないことでもない。強く立ち、時としてたわむ。
「1インチ譲歩すれば相手は1マイルも要求してくる」、これに代表されるような誤った考えが未だ世界にはある。
ある意味正しいだろう、しかし同時に、もしも我々が1インチも譲歩しないのであれば、1マイル、場合によっては全てを失う場合だってある。
私が子供の頃、アメリカで人々は飛行機やエレベータの中も含めてあらゆるところでタバコ吸い、噛みタバコをやっていた。
パイプ、葉巻、タバコ、彼らは噛んでネバネバしたものを歩道や車の窓、あるいは後ろの車に吐きつけた。
もしも思い切ってそれに対して異議をとなえたならば、- 私は良くそうしたが-いつどこで火をつけようとそれは彼らの権利だと年配の大人達が冷笑して諭すように言い聞かせたものだ。
ホテルの部屋はバーのような臭いだった。タバコが椅子のカバーやカーペット、テーブルを焦がしているのは当たり前だった。タバコのすいさしは店の中や駐車場に無造作に棄てられ、車の窓からもはじき飛ばされて、時として大きな山火事の原因ともなった。
タバコを吸っているうちに寝てしまい家を全焼し焼死することも良くあった。彼らは集合住宅をも燃やし尽くし、人々はホームレスとなった。
どこのレストランのテーブルにもタバコのすいさしでいっぱいの汚い灰皿が置いてあり、口紅もついたままのものもあった。灰皿のなかでくすぶりつづけ、白い煙が部屋中をうねり、うめつくし、我々の衣類や髪、肺に染みつく。
しかしそれは彼らの権利だ! 彼らがそう要求したのだ。
彼らはどこでも、いつでも、つまりオフィスだろうが、公共のバスや列車の中で、レストランや子供がいっぱいの車の中ででタバコを吸う権利があった。
多くの人々が煙い環境のレストランで食べたりオフィスで働いたりすることはできなかった。タバコの有害物質がたちまち健康被害をもたらすからだ。
タバコを吸う者は吸わない者達を弱虫だからだと言った。そしてついてなかったな、と。少数派の弱虫の権利よりも多数派のスモーカーの権利を持ち出してくる。
そして敗退がはじまった。
二次喫煙に関する議論を引き起こす問題が持ち上がったが、スモーカーたちは自分たちの権利が攻撃されているとして、それを完全に否定した。傲慢にも我々の顔に煙を吹きかけて、我々の心に憎しみの感情と復讐の味を呼び起こした。
愚かにも二次喫煙は危険では無いと主張し、我々の顔に煙を吹きつけるとき、彼らは傲慢なだけではなく頭も鈍いことがわかる。
彼らは自由の地でうぬぼれていた。エレベータでタバコを吸う権利をだれも取りあげることはできまい、そう思っていた。
復讐がはじまる。時間はかかるだろうが報復してやるのだ。彼らの喫煙への尊大な態度に対しての反撃だ。
我々が徐々に彼らの権利を侵害していくと、彼らは神経質になり怒り始めた。それは彼らの「権利」だ、彼らは要求した。退役軍人のある者は旗を振り、我々の空気を汚すための権利を守るためにも戦ったのだと言った。
しかし同時に戦ったがたばこを吸わなくてきれいな空気のままにしたいと願っていた退役軍人についてはどうだろう。彼らの権利は?エレベータや階段で毒のある煙を吸わなくてもよいはずの彼らの子供達の権利は?
Michael Yon
Tokyo, Japan
Opinion
Across the globe and many cultures, the humble palm tree has been a symbol of wisdom, resilience, and the successful warrior.
There is a reason why great banana farms are not found in areas prone to frequent typhoon strikes: Banana trees are soft and they bend too much and break and are flattened by a tropical sneeze.
Likewise, harder trees such as pine are flattened by the thousands during storms, while the palm tree, hard, but bending with the winds, remains standing even by the very edge of the sea the morning after a hurricane.
The trick is not to be too soft, or too unyielding. Stand strong but sometimes yield.
Yet there is a thinking-weakness in some parts of the world, encapsulated by the idea, “Give them an inch and they will take a mile.”
There can be truth to this, but there is also truth that sometimes if we do not give an inch, we will lose a mile, or we can even lose it all.
When I was a child in America, people smoked and chewed tobacco nearly everywhere, even on airplanes and in elevators.
Pipes, cigars, cigarettes, and they chewed and spit their goo on sidewalks and out car windows, sometimes plastering the car behind them.
And if you dare raise a hand in protest – as I often did – larger adults would talk down derisively saying it is their right to light up anywhere and anytime.
Hotel rooms smelled like bars. Cigarette burns on upholstery and carpets and tables were normal, while cigarette butts were carelessly discarded even in stores, parking lots, and flicked out of car windows, sometimes causing great forest fires.
People regularly died and burned down their homes after falling asleep while smoking. They set apartment complexes ablaze and left people homeless.
Nasty ashtrays rested on every restaurant table, filled with butts, stained with lipstick, often still smoldering as the white smoke curled and filled the room and embedded in our clothes, hair, and lungs.
But that was their RIGHT!, they demanded.
They had a right to smoke anywhere, anytime, whether at the office or on a public bus or train, in restaurants and in cars filled with children.
Many people could not eat in restaurants or work in smoky environments because the toxins caused immediate medical problems.
Smokers called them weak, and said tough luck, proposing that the rights of millions of smokers outweighed the rights of a few weaklings.
And then began the pushback.
Contentious arguments were broached about second-hand smoke, and smokers denied it all, saying their rights were under attack, as they arrogantly blew smoke in our young faces, and created animosity in our hearts and minds, and a taste for revenge.
And when they mindlessly argued that second hand smoke was not dangerous, and continued to blow smoke in our faces, we learned that they not only were arrogant, but dull.
They were smug in the land of the free. Nobody could take rights away to smoke in an elevator. They thought.
We would have our revenge. It would take time, but surely there would be a payback. We began fighting back as much against their arrogance as against their smoke.
And as we encroached, they became nervous or even angry. It was their RIGHT!, they demanded, and some veterans would wave the flag and say they had fought for those rights to pollute our air.
What about veterans who fought and did not smoke, and who wanted clean air? What about their rights? What about rights of children not to be burdened in elevators and stairwells with toxic smoke?
http://www.michaelyon-online.com/be-a-palm-tree-tobacco-rebel-flag-2nd-amendment.htm
6 comments:
>ひみつは柔らかすぎないことでも、まったくたわまないことでもない。強く立ち、時としてたわむ。
>「1インチ譲歩すれば相手は1マイルも要求してくる」、これに代表されるような誤った考えが未だ世界にはある。
>ある意味正しいだろう、しかし同時に、もしも我々が1インチも譲歩しないのであれば、1マイル、場合によっては全てを失う場合だってある。
う~ん、いい例えだと思うけど、ヤシの木の真骨頂はたわんでも直ぐ元に戻る強靭さなんだよね。
アメリカはともかく、強靭さを持ち合わせない普通の国が譲歩を重ねれば悲惨なことになる。特に領土交渉においては。
日本人の場合、竹と読み替えたほうが想像しやすいかもな。
権利権利と言い出すと、堂々巡りで解決出来ない。
ルール作りが必要になってくるんだけど、日本人同士なら通じそうだなという感覚が、他国と合わさると無意味なものになってしまうような予感が有る。いや、米国の事じゃなくて・・・
>ルール作りが必要になってくるんだけど、日本人同士なら通じそうだなという感覚が、他国と合わさると無意味なものになってしまうような予感が有る。
そう、譲歩もルールも条約さえも通じない国がある。
特亜3国に安易な譲歩は禁物。
The less government is asked to do, the better off we all are. But I hate cigarettes. I think we've handled reducing them about as well as can be expected.
米捕虜の同行取りやめ オバマ氏広島訪問で伊勢志摩サミット 2016.5.26 13:03
http://www.sankei.com/smp/world/news/160526/wor1605260027-s1.html?pdm_ref=rna
>元米兵捕虜らでつくる退役軍人団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」は25日、オバマ米大統領の広島訪問に同行するとしていた元米兵捕虜の男性の訪問が取りやめになったと発表した。(共同)
韓国の被爆者、謝罪要求 オバマ氏へ、午後広島入り伊勢志摩サミット 2016.5.26 13:15
http://www.sankei.com/smp/world/news/160526/wor1605260029-s1.html
>オバマ米大統領の広島訪問を前に、韓国の被爆者と被爆2世の計6人が26日、ソウルの米国大使館前で記者会見し、オバマ氏に対し原爆投下の謝罪や賠償を要求した。広島の平和記念公園内にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑を訪れることも求めた。6人と支援者は26日午後、大阪経由で広島入りし、同慰霊碑に献花、27日にオバマ氏に直接要求を伝えたいとしている。
>6人と支援者は当初、米大使館にオバマ氏への手紙を託そうとした。しかしリッパート駐韓米大使が面談を拒んだため、オバマ氏に直接渡すとした。(共同)
アメリカはさすがに妥当な判断をしたと思いますが、韓国は・・・
あれ?ヨンさん、東京に来てるの?
Post a Comment