Wednesday, September 28, 2016

Talk at Tokyo (5 to 10min)

マイケル ヨン  東京での 講演  記録
昨年  2015年2月24日 日比谷コンベンションホール(5 - 10分)

しばらくビジネスをするうちに十分なお金が貯まったので、なにか他のことをすることにしました。

実は宇宙飛行士になりたかったのですが資格が無いので著述家になることにしました。 そういうわけで、陸軍勤務とビジネスの後、1996年ごろに本を書き始めました。

1999年に最初の本を出版しました。この本は結構売れました。
そのときから私は世界中、特にアジアの多くの国を旅してまわりました。
インド、中国、ネパール、その他です。

アジアで 学んだことは、(いろいろな境遇の人々がいる) ということです。例えばネパールに滞在したときは、まぁ当時はもっと痩せていたのですが、移動のために山道を延々と歩くのに、持参した本を運ぶ専任の運搬人を雇ったのですが、そういうひともいるのですね。
今ではiPadを持って行くだけで用が済みますが。

そして 9.11 の惨劇が起こりました。
ご存じの通りこれはアメリカにとって大事件でした。

私はすぐにでも軍に戻ろうかともおもいましたが、当時は私のスキルがもう十分でないと悟り断念しました。
我々 アメリカ国民が自国を守らなければいけない時でした。

今、この会場の皆さんも気がついていらっしゃると思いますが、日本も今その状況にあります。

しかしそれで私が戦争にかかわったというわけではありません。

2001年に米国の戦争がはじまりました。
2004年、私の友人二人が二日連続で殺されました。
その内の一人、スコット・ヘルベストンはネービーシールズに属していました。
彼はファルージャの橋から首吊りの状態で殺害されました。

私は当時やっていたことを中断して彼らの葬式に参列することにしました。
一つはコロラドで、もう一つはフロリダでした。

フロリダでの葬式では多くのネイビーシールズが参列しました。
死亡したスコットは最も若いネイビーシールズの隊員だったのです。

そこで彼らは私に、なぜ戦争に行かないのか、戦争に行かずに戦争のことを書いていていいのか、などと尋ねたのです。

私は、「戦争には行かない。非常に危険だし、今は自分の人生にとても満足している。それに私は従軍記者でもない」 と答えました。


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