University Student asks some questions
1・貴方の背景を簡単に教えてください。
2・日本がその戦争犯罪に関して正当性を主張することに対し、今日アメリカが無関心であるのは、日本の積極的な情報提供がないからでしょうか、あるいはアメリカの政治的判断によるものでしょうか?
――両方です、そしてそれ以上です。アメリカや西側諸国では情報のやりとりがどのように行われるのか、日本は理解していません。この点、欧米と日本では大きな違いがあります。
1953~1989年頃ならば、日本は前の戦争について米英の認識だけを相手にしていればよかったし、中韓もその歴史観を作り上げておらず、世界にそれを押し出すこともしませんでした。 だが 中韓 両国とも素晴らしい「マーケティング」能力をもっています。
「マーケティング」が問題の要なのです。
一方、日本は真実と純粋な意図だけで十分 通用すると信じており、真実を話せば人々は-純粋な意図を持っている限り-それを信じてくれるのが当然だと考えます。
しかし西側諸国ではそれは通用しません。その「真実」は、「商品」と同じように「マーケティング」して売り込まねばならないのです。「公民権法」はデモ行進と演説だけではなく、映画、テレビ、書籍、等々で プロモートすることにすることによって ようやく獲得されたのです。
日本は自分たちの「物語」を真剣にプレゼンテーションしているようには見えません。
他の国々と比べてみてください。 各国はいつもアメリカでの「マーケティング」に熱心です。多くのアメリカ人が心から好意を持っているイスラエルでさえ、中東の出来事についてはイスラム過激派の主張と戦うために自分たちの主張を「売り込まねば」ならないのです。
それに日本は、中韓両国からの反日宣伝だけではなく、アメリカの日本への視点にも対抗しなければなりません。
アメリカでは先の太平洋での大戦は、日本に掌握され圧政を敷かれている太平洋地域を日本から解放するために戦った、という大義名分が 信じられています。その見解に異議を申し立てることは、アメリカ人の気持ちからすれば大問題です。実際のところ太平洋戦争は米国が戦ってきた戦争と同様、地政学的条件によるものでしたが。
われわれは大義名分を作り出すことと、プロパガンダに長けていた、これが決定的でした。日本を正当化すると、アメリカ人は「あなたのおじいさんは嘘つきだよ」といわれたのと同じ感情に襲われるでしょう。 ですから日本は、自分たちの大義名分を主張することによって、アメリカ軍兵士ひとりひとりの崇高な犠牲を損なうものではない、それはどうしてか、ということを分からせる必要があります。どちら側の兵士もそれぞれの正義のために戦ったのです。
そうしてアメリカに理解させる努力と同時に 日本は中韓のプロパガンダにも対抗せねばなりません。中韓両国は 自分達の側にアメリカのメディア、学界、政治家を引き寄せるべく莫大な金を注ぎ込んで強力なロビー活動をし、おもてなしをしています。日本はそれに対抗すべく立ち上がりかけていますが、残念なことに中韓の長年よく練られた「魅惑のプログラム」は勝ち続けているのが現状です。
シナの巨大市場に進出すれば莫大な利益を手に入れられる、とメディア各社に誘いをかけているのも、その「魅惑のプログラム」の一環です。 シナ政府はメディアに対して自信ありげに強硬な態度を取っています。好ましくないメディアにはシナ市場への参入を禁止するという脅しが効くからです。アメリカではハリウッドからニューヨークまでこの事実を知っていますが、残念ながら余りにも多くの人がシナに追随しているのです。
3・歴史観が対立していても日米両国は友好的な関係を保てるでしょうか? それとも双方の間でもっとコンセンサスが必要でしょうか?
――もし日本がその歴史観を正しく わかりやすく 呈示したならば、多くのアメリカ人、とくに退役軍人は自分たちの立場との相似性を見出すことでしょう。
安倍首相は先日の米議会演説で、聴衆の中にいたスノーデン大将に言及しました。硫黄島での戦歴がある大将は、旧敵との和解を示している退役軍人のひとりとしてその場にいたのです。
歴史には当然 必ず見解の相違があります。
問題は、これを利用して中韓が 憎悪と不和を引き起こそうとしていることです。
日本はもっと真剣に、歴史の論理的・感情的なプレゼンテーションを西側諸国に対して行うべきです。
4・フランクリン・ルーズベルトによるJB355(日本本土爆撃計画)、蒋介石軍へのアメリカ人パイロットや戦闘機提供は戦争行為だと思いますか?
――開戦に先立って、アメリカはシナ国民党支援のために多くの支援を行いました。 飛行機燃料だけでなく、CAMCO、顧問、公的あるいは民間のアメリカ人(Herbert Yardleyなどの暗号解読者も)などです。 強力な諜報艦USS Panayもそうです。10年以上にわたりわが国(米国)の太平洋艦隊緊急事態計画では毎年対日太平洋戦の戦争ゲームが行われていました。
日本はこれを知り、抗議を続けていましたが、成果がありませんでした。
アメリカはB17爆撃機をフィリピンに、真珠湾に艦隊を配置し、日本領土(台湾)に対する初期攻撃能力を備えました。ケネディ政権時の10月ミサイル危機のことを思い出してください。ソ連とキューバは主権国(キューバ)の中にミサイル基地を建造しつつあり、アメリカはいまにも第3次世界大戦を始めるところでした。ソ連は退いて戦争を回避しましたが、これはわが国がその勢力圏や重要な国家安全保障領域をいかに深刻に考えていたかを示します。わが国は中南米でも止むことなく介入していますーーはるかに低いレベルではありますが。このような論理を逆にしてみると、日本の行動は理解できるのです。
5・日本は自前の軍と装備を開発すべきでしょうか? あるいは独仏両国がEUと協力しているように、同盟諸国と協力して兵器を開発すべきでしょうか?
――日本は他のすべての同盟国家とよい関係にあります。どのようなシステムを取り入れるのが最善か、また自国で開発すべきか、日本は検討すべきです。
戦争となれば補給線は絶たれる可能性があり、日本はこのことも考えねばなりません。
兵器の設計・開発で他国と提携することはわりと普通に行われており、NATOと組めば兵器に関しては共通の軍事基盤ができます。しかしロシアとは敵対することになる可能性があります。この問題はとても複雑です。
6・アメリカは日本に核兵器の保有を許すべきでしょうか? シナなどの反日諸国から強い政治的反対があっても、それは可能だと思いますか?
――シナは日本が何をしようと常に文句をつけてきますーー屈伏し属国とならない限りは。
日本の国民と指導層はこのことを理解し、世界のメディアに以下のメッセージを送るべきです。
「シナは北朝鮮、パキスタン、そして現在はイランの核兵器計画を積極的に支援したではないか」
これら3国はテロ支援国家で、これまで70年間にわたりテロと戦争に積極的に関与しています。シナが日本の核保有について文句をいうのは僭越且つ 滑稽です。
7・アジア諸国に対して日本が戦争犯罪を直接謝罪することは長期的にみて日本の利益となるでしょうか、それとも日本の政治的権益を弱めるでしょうか?
――日本はすでに謝罪しています。
シナは日本が属国とならない限り謝罪を受け入れないでしょう。
南朝鮮はもう一世代たたないと成熟国家とならず、自国のほんとうの歴史を理解しないでしょう。だからいつも文句ばかり言っているのです。
謝罪と賠償はもうとっくの昔に済んでいます。いまアジア諸国はシナの侵略に対抗する平和国家同盟を作って将来のために協力すべきであり、過去にこだわるべきではない、そんな時がきています。
他方、シナは1930年代から今日まで、大躍進、文化革命、天安門事件、チベット、ウィグル、満州、内蒙古、ベトナム、インド等々、数百万人のアジア人に対して行ってきた大量殺戮と与えてきた苦しみを謝罪すべきです。そうすれば日本も指導的役割を発揮しようと考え、もしかすれば改めて謝罪を検討するかもしれません。
8・日本は戦争犯罪問題に関して、どういう態度をとるのが最善でしょうか?
――日本はすでに戦争犯罪について何度も支払いを済ませています。加害者たちは絞首刑となりました。
シナは死人を墓から掘り起こし再度処刑せよと毎年のように言うのです。自分らの真の意図と人権抑圧から世界の目をそらすためです。
日本は捕虜に対する罪を公式に認めています。
かつて日本を窮地に追いやった状況(人種戦争、貧弱な補給線、計画の欠如)を理解し、そしてそれでも日本がやらなかったことを虚心坦懐に受け止めてください。
安倍首相は米連邦議会の合同会議ですばらしく振る舞いました。 首相はわが国の退役軍人に謝罪しました。
歴史問題をひきずれば人種差別の罪、あるいは(中世欧州の反ユダヤ運動を煽動した)「血の中傷」であるとユダヤ人が見なす類の領域に入り込むことになります。そこでは過去現実にあった出来事のため、あるいは現実だと思われている出来事のため、或る人種であることにいつまでも罪の烙印が押されるのです。
過去をたどれば、戦争犯罪から免れる国はありません。
ローマ帝国の過剰な暴力について、われわれはいまもイタリアを責めているでしょうか? ハンニバル将軍のため、北アフリカには決して自主独立を与えてはならないでしょうか? そしてシナはとりわけ、長年の絶えざる征服と被征服の歴史のため、史上最も犯罪的な諸国の中でも飛び抜けています。
日本は「前に進もう」と言うことができなければなりません。
Wednesday, May 6, 2015
University Student asks some questions:
"Hello Mr. Yon, I am not trying to be rude, but I am currently enrolled in San Francisco State University, and writing a term paper for IR 329 U.S.-Japan Politics class under Professor Andrew Hanami. It will be great if I can get some inputs from you. I have attached a file which lists 8 questions, and it I will greatly appreciate if you can give me a brief short answer for each of them. Please don’t worry if you couldn’t find your time."
Answers:
40 comments:
すごい見識ですね。深くて大変勉強になりました。
谷山問題では色々不満があったけど、さすが本業(元?)の面では尊敬しています。
僕ももっと勉強していかないといけないと実感しました。
管理人さん、このような記事をもっとお願いします!
うん、私も、この文章でマイケル・ヨンを見直した。
あちこち、ほっつき歩くのが好きなだけの人物かと、疑い始めていた。
大樹が育つには、長い年月、良い土壌の上に太陽の光と水とが豊富に与えられる必要がある。
枝の端っこを見ただけでは木の大きさは分からない。この数日は、そういう状態だった。
今、良い土壌の上に強い幹を伸ばしている人物であることは理解できた。
もっともっと自分の好きな研究をして、円熟した人格になっていって欲しい。
by Moguro Fukuzo
重複コメントになりますが、まずは今回このページを翻訳された、pia tomatoさんに感謝と共にご苦労様と言いたいです。
マイケル・ヨン氏の本流のFBも、当然ながら全部英文なのでやはり読むのにスラスラというわけに行かず、このように有志の
方によって、日本の読者に重要と思われる記事については翻訳による紹介があるのは有り難い限りですね。
>「マーケティング」が問題の要です。日本は真実と純粋な意図だけで十分だと信じており、真実を話せば人々は-純粋な意図を持っている限り-話をそれを信じてくれるのが当然だ、と考えます。しかし西側諸国ではそれは通用しません。そのアイデアを商品と同じように「マーケティング」し売り込まねばならないのです。
>日本は自分たちの「物語」を真剣にプレゼンテーションしているようには見えません。他の国々と比べてみてください、いかに諸国がアメリカでいつも「マーケティング」に熱心であったか。多くのアメリカ人が心から好意を持っているイスラエルでさえ、中東の出来事についてはイスラム過激派の主張と戦うために自分たちの主張を「売り込まねば」ならないのです。それに日本は大陸の中韓両国からの宣伝だけではなく、アメリカがどう見ているかという見方とも対抗せねばならないのです。
>アメリカは先の太平洋での大戦を、すくなくとも太平洋諸国への圧政からの解放のために戦った、と信じられている見解に異議を申し立てることは、アメリカ人の気持ちからすれば大問題です。太平洋戦争の現実はわれわれ(米国)が戦った他のどんな戦争とも同じ地政学的条件によるものでした。われわれはただプロパガンダに長けていた、これが決定的でした。日本の正当化は、アメリカ人に「あなたのおじいさんは嘘つきだよ」というのと感情的には殆ど同じ結果となるでしょう。
正にここですよね、「スコッツボロガールズ」の件でマイケルさんが異様に反発する日本の読者に理解してもらおうと
根気よく試みていたのは。これがベースの認識にある人達には自明の理だったのに、何故あんなに荒れるのか反発するのか本当に不思議でした。
マイケルの粘着難クセだとか、支持者はマイケルの盲目的追従者とか、最後までそんな論理のある批判とは言えないような、投げつけるような誹謗の言葉が続きました。読んでいて本当にやるせないことでした。
今回アップされた記事を読んで、そんな人たちの誤解が少しでも解けるようになるといいですね。
最後に、
今回の記事を読んで思ったんですが、慰安婦関連の膨大だったコメントの中で、元は谷山ビデオ絶賛だったと自分で仰っていたDog1さんというハンドルの方が書いていた
ビジネスプレゼンテーションの例え話が、ちょっと乱暴な物言いながら、結局一番シンプルに的確に核心を押さえていたという感じがしました。
Takehiko Asakawa さんの
>>正にここですよね、「スコッツボロガールズ」の件でマイケルさんが異様に反発する日本の読者に理解してもらおうと
…以下
この件は平行線だと思います。
もう無理にどちらかを支持させるようなことはしない方がいい。
意見も出尽くしていると思いますし。
こちらのブログに長く通っている方にも、どちらもアリだと思っていらっしゃる方がいる。
ずっとヨン氏の報告を見て来てるし、今回の大学生への返答もこれまでのヨン氏のここでの方向性と変わっていませんし、それは理解していると思います。
それを踏まえた上でのどちらもアリなんです。
(両方なんて理解できない方もいらっしゃいますが、それはそれでもういいです)
だから潰さないで欲しいんですよ。(Takehiko Asakawa さんに言ってるんじゃないですよ。不特定多数にです)
ヨン氏も谷山氏も。どちらも貴重な人達です。
潰す気なんかない、とおっしゃるかもしれませんが結果的にそう繋がって行く可能性があります。
谷山氏のDVDは慰安婦団体側に利用される恐れがあると言いますが、ヨン氏のDVDに対しての批判もまた同じ様に利用されそうな気がします。
今、長年この問題に携わって来た方の努力のお陰で少しづつ効力を発揮し始めています。
以前にも書きましたし、他の方も何度かおっしゃっていたことをもう一度書きます。
(他のトピックにも書きましたが、IDの問題があり私の書き込みはこれが最後になります。
今後は皆さんのご意見を読む側に徹します)
>いわゆる従軍慰安婦問題に関して、多面的な展開を望めないものだろうか?
それぞれに違うアプローチでも、目的が同じなら、欠陥部分を批判することに心血を注ぐよりも、賛同できる部分について議論を深め伝えていくことのほうが、誰にとってもプラスだと思う。(という、当たり前のことをここの多くの人は言っているように思う)。
Michael, thank you for the public about the Q & A in your facebook. pia tomato さん翻訳ありがとう。
> そのアイデアを商品と同じように「マーケティング」し売り込まねばならないのです。
「マーケティング」の例: 反核左翼のお気に入り、ピーター・カズニック教授(“187人”にも連ねてますね)による展示についての NYT 記事。生暖かい眼で見守るといたしましょう。
新しい展示は第二次世界大戦の終結について異なる視点を提供 - NYTimes.com
New Exhibit Offers Different Perspective on World War II End - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/aponline/2015/06/13/us/politics/ap-us-atomic-exhibition.html?_r=0
丸木美術館の『原爆の図』をアメリカへ 募金も目標1000万円に達したようで左翼の集金力さすがです。 NYT が注目した「視点」はともかく「第 14 部」とか、
> また今回、第 13 部「米兵捕虜の死」と、朝鮮人被爆者への差別を描いた第 14 部「からす」も展示します。
原爆の図米国展2015
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2015/2015america.html
(展示会には出されないようだが)このおぞましい図も勘弁してほしい。作品も然ることながら余りにも鮮やかに戦勝国プロパガンダに乗っかってて悲しくなってくる(下記キャプション参照)。
『南京大虐殺の図』(1975年)
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kyosei/nanking.htm
pia tomatoさま
いい記事を訳して下さいましたね。ご苦労様でした。
こんなに長い記事を訳して頂いた後ですから、ちょっと気後れして躊躇していましたが、一ヶ所意味が逆になっていましたから、差し出がましいようですが、そこだけ一点書かせて下さいね。
3のヨン氏の答の冒頭です。
>>もし日本がその歴史観を正確に呈示するなら、多くのアメリカ人、とくに退役軍人は自分たちとは平行線だと感じるでしょう。
→ ・・・多くのアメリカ人、とくに退役軍人は明らかな相似性を見出すでしょう。
「parallel」は同一方向を向いていることを指しますから、「日本の歴史観を正しいやり方で呈示すれば、当時を知っている元軍人たちは自分たちの歴史観との共通性に気づくだろう」といったニュアンスですね。この場合の「parallel」は、同一、一致、相似、類似などの意味になります。
>4・フランクリン・ルーズベルトによるJB355(日本本土爆撃計画)、
>蒋介石軍へのアメリカ人パイロットや戦闘機提供は戦争行為だと思いますか?
この部分の回答もマイケル・ヨン氏は真正面から向き合ってくれたことに
感謝申し上げます。
JB355は作戦として実行こそされませんでしたが、米国公文書館にあった文書に
当時の米国政府のメンバーのサインもありました。
これは当時の米国では違法行為にあたるようだと
ABCテレビのキャスターのバーバラも指摘していました。
20/20: FDR's Planned Preemptive Attack on Japan (July 1941) - Full
https://youtu.be/VA8n4q5q1-U
フライングタイガースの関係者らが資金調達のためにでっち上げたと
反論し、真珠湾攻撃の卑劣さを際立出せようとする米国人や日本人もいますが、
戦争とは外交の延長線上にあり、そこに至るまでのとりうるべきオプションは
どこの政府も何通りも用意しているものです。
包囲網により追い込まれた日本が真珠湾攻撃をし、宣戦布告の通知も
意図的なのか手違いなのかの議論はあるが、遅れてしまった・・
この事実は確かにかわりません。
ルーズベルトはオランダ系移民だったせいもあり
ヨーロッパが心配でならなかった。
イギリスのチャーチルは米国に参戦を強く希望していたせいもあるでしょう
戦争を遂行するには国民、兵士の戦意が高くなければ勝てません。
それには強い動機が必要で、真珠湾攻撃を
事前に知っていたと思われるルーズベルトは
これで憤りをもった米国は勝てると確信したでしょう。
>退役軍人は自分たちとは平行線だと感じるでしょう。
和文で読んだあと、英文で読んでいます。
これはpia tomatoさんの訳でいいと思います。どこまでいっても平行線で合意できない、ということ。
我々が日本サイドの意見を言えば、「おじいちゃんはウソついた」になる、ことからも、pia tomatoさんの訳で状況にあっています。
私は昔、B29の搭乗員だった老人2人とメールで文通していたことがありますが、これ以上は言えないという壁があったことを思いだします。それは、フランクリン・ルーズベルトが本当の戦争犯罪人だ、ということ。
pia tomatoさんの訳そのままの体験でした。
by Moguro Fukuzo
追伸:
私が文通していたB29の搭乗員は、一人がDonald Murray氏(Radar Operator)で、もう一人がAndy Doty氏(Tail Gunner)でした。
二人とも、20代前半でB29の搭乗員となって出撃し、70代になってから、当時40代の私とメールで文通した。
その時は、私の関心は大東亜戦争にはなかったから、さほど詳しいわけではなかったけれども、2,3の本を読んでみて、直感的に、自分が1970年代に仕込んだ歴史の知識が、相当にマヤカシだということに気がついた。
と同時に、爺さんたちが生きているうちは、大東亜戦争の本当の姿は、アメリカ人とは語れないとも思った。あの戦争には、その前の100年と、その後の100年の視野で見なければ、本当の姿は見えてこないと思った。命をかけて戦った戦争が、不義の戦さだとは、誰も信じたくないに決まっている。沖縄・硫黄島で死んだ米兵の遺体はサイパン経由で米国に運ばれた。目の前に戦友の死骸が山と積まれて、敵愾心が湧かないはずがない。日本人なんか皆殺せと思っても無理はない。問題は、なぜそこまでして、日本は戦ったか。それに気がつくには、まだまだ長い年月を要した。
はじめから、合理性の外にあった戦いだった。楠木正成の湊川合戦だったのだ。
“We never surrender without putting up a fight!”
これは映画Independence Dayでアメリカ大統領が叫んでいた言葉だ。これと同じ状況が、真珠湾攻撃直前の日本だった。
あれから20年近くたち、爺さんたちも死に絶えたか、生きていても100歳近いはずだから、もう、我々は大東亜戦争の本当の姿を知り、語っていく機会がやってきたと思う。
by Moguro Fukuzo
Moguro Fukuzo(laughing Salesman)さん
>>これはpia tomatoさんの訳でいいと思います。どこまでいっても平行線で合意できない、ということ。
多くの歴史家による本はさておいても、一般に定着している政治的な米国の戦史論調からすれば、両国の歴史観が同調することはない様に見えますから、仰るようにいわゆる「平行線」になると私たちは感じますよね。
この元記事はfbにアップされた時点で読んでいましたから、「やり方さえ間違わなければ(correctly)元軍人たちは同調するだろう」というヨン氏の考えを非常に興味深く読んだことを覚えています。同時に、その文言の意味をもっと聞いてみたいとも思いました。
海外生活40年の間に、私も幾人かの英米の元軍人や兵士たち、ドキュメンタリー製作者などと交わりがありましたから、眉をひそめる話も目からうろこが落ちる話も含めてたくさんのエピソードがあります。
その話は長くなりすぎますから、ここでは英語と日本語の話をさせて下さい。
話がいつまでも噛み合わないことを「平行線」と表現するのは非常に日本語的だと思います。その状態を表すのに「parallel」という言葉を使った英語の表現は、実は私が知っている限りないんです。英語だと「同意に至ることはない(never come to an agreement )」や「違いを狭められない(unable to narrow the differences)」などの表現を使いそうです。
声を使った幼児教育に parallel talk というのがありますが、これは「平行線を辿る会話」ではなく、例えば「お母さんはイスに座っています。君もイスに座っています」などという同一性の表現を練習するものなんですね。交わらないという意味の平行という日本語と違って、parallel自体は同一方向を向いている状態を表す言葉なんです。似て非なるものですね。反対語にすると分かりやすいかもしれません。日本語は「平行⇔交差」、英語は「同一⇔相反」。一般に類似点や共通性を見出すことを「see parallels」と表現します。
普段は大意に影響がなければこんな風に介入はしないんですが、今回は意味が逆になってしまうので、ちょっとしつこい印象を持たれたかも知れませんが、説明させて頂きました。
追記(編集機能はないんですね?)
同じ方向を向いている棒や線をparallel bars/linesと呼びますが、訳すと平行線で交差しない棒や線となりますね。
ネットで戦争に関する海外のコメントを拾うと、けっこう冷めた意見が多い。日本軍が残虐だったというコメントもあるが、それを否定する人もいる。アメリカの原子爆弾使用を正当化するコメントもあるが、明らかな戦争犯罪だと断罪する人もいる。おしなべて共通しているのは、戦争とはそういうものだと、ある意味「達観」していることです。
欧米の戦争に関する書籍をみても、戦争を国家間の攻防史として、冷静かつ客観的に考察している。WW2を自由主義とファシズムの戦いなどと総括している書籍は、戦勝国史観を植え付けようとするプロパガンダ本の評価しか受けていない。(まあ、サヨクは利用するが。)
彼らは、世界とその歴史を俯瞰する目を持っている。そもそも戦争とは国家間の生存闘争であり、そこでは正義だの善悪などは何の意味も持たないことを、彼らは知っている。上の海外のコメントが冷めているのは、そういう歴史観・死生観によって戦争を解釈しているからだろう。
で、マーケティングですが、確かに日本人は不得手ですね。日本人は卑怯を忌み嫌い、自分を売り込むことを卑しいとする精神性があった。明治以降、それが国際社会では通用しないことを痛感したはずだが、精神性まではなかなか変わらない。
一方、中国には謀略を至高とする価値観があり、彼らの言う「三戦(世論戦、心理戦、法律戦)」は、世界で通用する謀略の基本です。これに対抗するには不得手だなどと言っていられないが、ただ日本人に才能がないとは思いません。かつて下剋上の戦国時代には、日本にも謀略を得意とした武将はいくらでもいました。
要は、今がまさに乱世、生存闘争の渦中にあるという認識を国家と国民が持てるかどうかだと思います。安倍首相にはその意識があると思うので、我々国民も我々の出来る戦いをしていく覚悟を持ちたい。
SC-Knightさま、
「この元記事はfbにアップされた時点で読んでいましたから、「やり方さえ間違わなければ(correctly)元軍人たちは同調するだろう」というヨン氏の考えを非常に興味深く読んだことを覚えています。」
そのfbのリンク先をお示し頂ければ幸いです。
pia tomato さま
5月の記事で、下になります。どうぞ。
https://www.facebook.com/MichaelYonFanPage/posts/10152874976470665
コメント欄のMike Howard氏とAl Johnson氏のやり取りが読み応えありますよ。
ここでのparallelの意味は Seiko C-Knightさんの説明の通りです。
米国人がparallelという言葉を使ったりすると、日本人のビジネスマンは「話は平行線」と誤解することが多いですが、実はネイティブは同意点や類似点を見出した時にこの言葉を使います。
the AVGってフライングタイガースAmerican Volunteer Group じゃないでしょうか?
アメリカは先の太平洋での大戦を、すくなくとも太平洋諸国への圧政からの解放のために戦った、と信じられている見解に異議を申し立てることは、アメリカ人の気持ちからすれば大問題です。>
もしも日本人がこのように言ったとしたら「極右」だの「戦争美化」などとして激しく非難された事でしょうね。戦勝国だからこそ勝手に美化出来る点を考えないで、単に「マーケティング」の問題にするのは浅はかです。
既に、あらゆる形で日本の立場を主張しましたが、例えばNYTは広告掲載さえさせませんでした。第一日本に資源を売らないようにさせたのはNYTです。もともと、戦前から反日メディアでした。
アメリカが「太平洋諸国への圧政からの解放」のため原爆を落とし、東京の一般市民を一日で10万人も焼き殺したというのですか。全く違います。上海に居たユダヤ人は商売をするため日本人が邪魔で、嘘やでっち上げのプロパガンダを張り、アメリカを戦争に引き込んだのです。
アメリカはあの戦争の戦犯国家です。資源の無い弱小国家を戦争に引き込み、恐ろしい原子爆弾で人体実験をし、ナチスがやったに等しいGenocideをやりました。戦勝国だと言うだけで、問題視されていないだけです。
昔は情報は権力者が握っていましたからプロパガンダはとても有効でしたが、今は誰でもインターネットで膨大な情報を手に入れることができ、自由に自分の意見を述べて、誰とでも意見を交換することができます。嘘はばれやすくなり、真実は見つかりやすくなりました。嘘の塊の欧米のやり方・考え方は古いと思います。
pia tomatoさん、翻訳ありがとうございます。
僕には日本語の方がラクなので、助かります。
暴走する覇権主義「中国」を目の当たりにしている学生さん達ですと
Michaelの解説が理解され易そうですね。
一寸本文とは直接関係無い記事ですが、英文なので置いていきます。興味のある方は見てください。
Why South Korea is so obsessed with Japan
http://www.lowyinterpreter.org/post/2015/06/04/Why-South-Korea-is-obsessed-with-Japan.aspx?COLLCC=4050510042&
韓国の大学で教鞭をとるRobert E Kelly助教授の記事です。
Abe, the US, and ‘Korea Fatigue’: How Interested is the US in the Korean ‘History Issue’?
https://asiansecurityblog.wordpress.com/2015/06/07/abe-the-us-and-korea-fatigue-how-interested-is-the-us-in-the-korean-history-issue/#comments
同じ助教授の記事です。想像通り、上の記事以降国内から多少攻撃されているようで。
興味深いのコメント欄。併合時代について肯定的意見を明快に書き込んでいる韓国人のコメントがあります。
Jun
Aki さま June 15, 2015 at 9:04 PM
ご指摘ありがとうございます。AVGはたしかにそれ、ルーズヴェルトが蒋介石に支援した米国の退役空軍兵団のようですね、Yahoo USA でその説明を見ることができました。(私はAViation Gas とどこかの略語辞典で見たのです)。
SC-Knight さま June 15, 2015 at 8:51 PM
ご教示ありがとうございます。様々な歴史観を持つ米人がコメントしていましたね。米国国定の「東京裁判歴史観」や、もっと公正な(日本にとって)歴史観の方もおられるようでした。ヨン氏は「子供の頃から教えられてきた歴史が嘘だったと分かった」とおっしゃっているのですから国定の歴史観ではないのは確かです。
しかし「やり方さえ間違わなければ元軍人たちは同調するだろう」という突然の陳述はよく理解できません。ぜひ別の機会にでも氏の説明をぜひお聴きしたいと思います。
MMさま:
>ここでのparallelの意味は Seiko C-Knightさんの説明の通りです。
読み返してみると、確かにそのようです。よって、この件についての私の従前の発言は取り消します。
by Moguro Fukuzo
書き忘れました。
CAMCOというのは、米国から送った飛行機の部品を組み立てる工場だったようです。(やはりYahoo USAより)
Seiko Castleton-Knight さん
Mike Howard氏とAl Johnson氏のやり取り、読んでみました。
うぅぅ、逐次翻訳脳には色んな意味で読み応えありすぎでした(苦笑)
Al Johnson氏がいくつか挙げられていた著作の中でも特に勧めていた
Dr. John Dowers "War Without Mercy, Race and Power in the Pacific War"
これは日本でも「容赦なき戦争―太平洋戦争における人種差別」という題で出版されているものですね。
ジョン・ダワー博士の著作はピュリッツァー賞受賞の「敗北を抱きしめて」の方が有名ですが、
ここで日米の特に太平洋(大東亜?)戦争を巡る史観・価値観について、色々な見解を表明されている方々には
全員に是非読んで頂きたい本です、もちろんもうとっくに読んだという方々もおられるでしょうが。
謂われ無き偏見や相互作用する憎悪に基づく人種(民族)差別意識や、民族的優越感(自分らの側に落ち度は無いのだと
信じ込む主観的正義感)が当事国日米の双方にとって、どれほど強力で有害な要素だったかを、その結果の戦争がどれ程に
凄惨なものとなったか、非常に示唆に富んだ本です。
pia tomato さま
こちらこそ記事紹介、ありがとうございました。
前記事のコメント欄で見かけて、すぐに読みました。紹介がなければ目を通していなかったと思います。
Seiko C-Knightさま、
Mike Howard氏とAl Johnson氏のやり取りの紹介、ありがとうございました。コメントがあまりに細かくて長いので頭がクラクラしました。
Johnson氏は太平洋戦争や人種問題についての理解を助けるもの一つとして、Dr.J Dowersの著作をあげてますね。Dowersのように歴史の専門家で、あの時代を良く知るはずの人が「知日派187人の声明」の筆頭に名をつらね、日本の歴史認識を糾弾するのはなぜなのでしょう。彼ならもっと多角的な見方が出来ると期待していたので、残念です。
MMさん
確かに、ダワー博士だけでなく、ハーバード大のアンドルー・ゴードン教授やエズラ・ボーゲル教授、入江教授まで名を連ねていたのはある意味ショックでしたね。
● Junさん
ケリー氏のブログには私もブックマークを入れてありましたが、最近は開いていませんでした。ご紹介をありがとうございます。
韓国語もおできになる方のようで、地元のTVや新聞や市民の声を生で見聞しながら韓国事情を発信していますね。日本人が感じる韓国観と重なっています。ただ研究時間を韓国に集中させているせいか、戦時中の日本に関してはまだまだ西側の戦史観がそのまま反映されているようです。
ご指摘のコメントは下ですね。
https://asiansecurityblog.wordpress.com/2015/06/07/abe-the-us-and-korea-fatigue-how-interested-is-the-us-in-the-korean-history-issue/#comment-27256
Hyun-Sung Kim氏は若い歴史家のようですが、父親の世代に米国(憶測)にでも移住した印象です。彼が引用したアレン・アイランド教授をスパイと呼んだり、他にもレッテルを貼りながら反論しているAndrew Logie氏とのやり取りも冷静でお見事ですね。
● pia tomato さん
>>しかし「やり方さえ間違わなければ元軍人たちは同調するだろう」という突然の陳述はよく理解できません
ヨン氏がどんな想いをもってこの一文を書いたのか、私も非常に興味があります。一方で、30年近く前に逢った元米兵から、帰国時に緘口令をしかれていたことを教えられました。これは米軍だけのことではなくて、他国や参加した作戦によっても程度の差はあっても同じだと思います。
今はインターネットで情報が拡散されていますが、米兵が日本兵を捕虜に捕らずに殺害し、頭蓋骨を玩具にしたことや、切り取った耳を乾燥させたネックレスを地元(戦闘地)の女性にプレゼントしてにやけていた兵士の話を私が最初に知ったのも、この米人から教えられたものです。他にも多くの逸話がありますが、表で語られない当時の状況を知っている老兵は少なくないんですね。その意味で、私の場合、ヨン氏の言葉はすんなり胸に収まりました。
● Takehiko Asakawaさん & MMさん
読み応えを感じて頂いたようで嬉しゅうございます(笑)
私はfbの長いコメントを読む時は、ブラウザ(IE)を125~150%に拡大しています。数倍読みやすくなりますからお試しください。どうやらあの二人は段落の方法をご存じないようですね。私も数ヶ月前までは一塊で書いていました。Enterを押すと改行しないで投稿されてしまいましたから。その後段落の入れ方を知りました。「Shift + Enter」で改行できますから、ご存じない方はどうぞお試しを。
● Takehiko Asakawaさん
ご指摘のダワー博士の本は両方共に原書を持っていますが、日本のコンパクトなハードカバーと違って、いかんせん厚くて大きい! ハンドバッグに入れて持ち歩ける大きさじゃありませんから、どちらも拾い読みをしている状態です。いつかじっくり全編を読みたいと思いながら、まだ果たせていません。
近年はインターネットのお陰でこういった本も知られるようになりましたが、実は、終戦直後からその時々の情報で知りうる「真実」を検証して書き記している英米の歴史家による本は結構な数があるんです。政治家が言及できないことをてらわずに書いていますからメディアには載りませんでしたし、学術系以外の一般市民にはほとんど知られていませんでした。インターネット様さまですね。いい時代がやってきました。
● MMさん
Asakawaさんも他の名前を挙げてらっしゃいますが、そのリストには日本の立場をよく理解してくれている歴史家の名前が少なからずあります。日本語サイトの反応が混沌としているを見て、私は残念というより不思議さが先立ちましたから調べたことがあります。どうやら3月の「Standing with Historians of Japan」(当初の署名16人、現在20人)と5月に出された「Open Letter in Support of Historians in Japan」(現在の署名192名)が一部で混同されていますね。
知日派のリストには中韓寄りのリベラル派が発表間際にたくさん参加した結果、発表された文面が多少編集されていたという釈明をどこかで読みました。残念ながら、個人的な事情でバタバタしていた時でしたからリンクを保存し忘れたようで、その説明をどこで読んだのか不明です。
いずれにしても、後者の文面は「一部日本人も含めた、中韓の民族主義思想でゆがめられてきた」「特定の民族や性別によって判断を間違ってはいけない」といった主張ですし、当時辛苦をなめた元慰安婦に関しても、先の米国議会での安倍首相の演説とも一致します。特段日本だけを批判しているとは読めません。ただし、怒りと溜飲をためた頭で読むと物足りないかもしれませんね。下のリンクでスクロールすると後半に日本語があります。
Open Letter in Support of Historians in Japan Update
http://www.japanfocus.org/events/view/252
3月の日本政府を糾弾した声明(英語)は下です。日本語版は検索すればあると思いますが、ちょっと時間がなくなりました。ごめんなさい。
http://www.historians.org/publications-and-directories/perspectives-on-history/march-2015/letter-to-the-editor-japan
SC Knight さま、
ご返事ありがとうございます。
「ヨン氏がどんな想いをもってこの一文を書いたのか、私も非常に興味があります。・・・
・・・その意味で、私の場合、ヨン氏の言葉はすんなり胸に収まりました。」
SC Knightさんの経験は私には分かりませんし、なぜヨン氏のことばがすんなり貴女胸に収まったのかも分かりません。また機会があれば私にも分かるご説明をお願いします。
If Japan presents it correctly, many Americans can see the obvious parallels, especially American veterans. 「やり方さえ間違わなければ元軍人たちは同調するだろう」
問題のこの一文ですが、日米の老兵は双方ともその信ずるもの、愛国心は死ぬまで決して変わらない、互いに交わることなく立場は正反対ながら、敵味方の兵士として互いにその立場は尊重でき理解可能、ということではないかと思います。これがparallelの意味に則した理解だろうと思います。だからこそ今回も双方の老兵が会場で挨拶を交わしたのでしょう。しかし双方は依然として敵味方なのです。つまり「立場の違いを認めつつこちらの立場を理解してくれる」とでもいえばよいのではないでしょうか。このように理解すればこの後の両国の立場に言及した箇所とも矛盾しません。またご教示頂ければ幸いです。
> Dowersのように歴史の専門家で、あの時代を良く知るはずの人が「知日派187人の声明」の筆頭に名をつらね、日本の歴史認識を糾弾するのはなぜなのでしょう。彼ならもっと多角的な見方が出来ると期待していたので、残念です。
どうなんでしょう、先般 TBS 『報道特集』で戦後70周年についての博士のインタビューが放送されましたが、発言は日本の左翼と瓜二つでした。博士はアメリカを告発しますが、日本についてのいくつかの指摘は中韓の見立てと変わるところは無いようです。例:
http://www.tamanegiya.com/kako/johm.w.dower.html
> 「やり方さえ間違わなければ元軍人たちは同調するだろう」
当事者の思いはともかく、軍人の方がその必要性から、こういった事実を認識している、あるいは理解し易いということもあるのではないでしょうか。別アーティクルに元太平洋軍司令官のデニス・ブレア海軍大将や青山繁晴氏による第三艦隊首脳の日米戦争観についてのコメントがあります。ヨン氏自身も兵站が厳しい中20万人を拉致するなど有り得ないといった主張もしていました。
> 知日派のリストには中韓寄りのリベラル派が発表間際にたくさん参加した結果、発表された文面が多少編集されていたという釈明をどこかで読みました
そうですか。署名に参加した FeND の小山エミ氏の報告では逆ですね。
> わたしは、3月にシカゴで開かれたアジア研究学会において、この声明のもととなる議論が行われた会合に参加した。その中心メンバーは、2月の声明にも参加した歴史学者たちだ。かれらは、自分たちが学会の会報に出した声明が大きな国際ニュースとなったことに驚きつつも[...]、歴史学以外の日本研究者にも呼びかけ、より大きな声明を発表することを決めた。
> もちろん、これだけの研究者たちの賛同を得るためには、さまざまな妥協が必要だった。
http://synodos.jp/international/13990
Voice 7月号に、最近日本のイアンフ問題で日本擁護の言論を発表した米国のジェイソン・モーガンという歴史学徒(ウィスコンシン大学院博士課程)との対談が載りました。
氏の日本擁護の論点は下記の通りでした。
(1)米国の歴史家19名のイアンフに関する日本非難の声明は事実根拠を示していない。
(2)彼らのイアンフ連行説を主張する吉見義明(中央大教授)自身根拠がないと認めた。
(3)米国の歴史家たちは朝日の誤報、吉田清治の虚言を無視した。
(4)彼らは右翼、歴史修正主義者などのレッテル貼りでまともな議論を拒否する。
(5)彼らは日本政府の動きを独裁国家の言論弾圧と同じと見なしている。
それはともかく、この記事で初めて知ったのは、米国の歴史学会、学界、大学などの封鎖的、左翼的な現状です。ほとんど日本と同じと思えます。が、モーガン氏によれば、日本の方がまだましなんだそうです。
・・・イアンフ問題で最近米国西海岸セントラルワシントン大学(CWU)で谷山さんという人がシンポジウムを行ったが、事実にもとづくまともな討論はなく歴史修正主義だとの抗議だけだった、そして米国人歴史家はこれにぶつけて別のシンポジウムを行って妨害した。
米国歴史学会では特定の教授――あの19人を率いるハーバート・ジーグラー、アレクシス・ダデン、エズラ・ボーゲルなどもそうだ――が主導して国内に日本=ナチスと見なす風潮を広げており、その下に多くの活動家や下級教員が動いている。かれらは学問的な態度とはほど遠く、感情に訴える情緒的教育を行っている・・・
・・・かれらは米国で多数派であり、反対派の学者に対して圧力を加え「言論弾圧」を行いその生殺与奪の権を握っている。
米国大学にはテニュアという終身雇用制度があり、それを得るため上役の教授のよい評価を得ねばならない。この制度が硬直した米国の歴史学者の力を維持している。はじかれてアカデミズムに入れなかった少数派の学者は、就職口の少ないシンクタンクやメディアに行くしかない ・・・
「GHQ歴史観にもとづく日本たたき」をルーズヴェルト以来歴代の民主党政権は引き継いできました。「自由の国アメリカ」というのは虚構で、実質的に左翼に乗っ取られていると言えるでしょうね。。
ルーズヴェルトやトルーマンを強く批判するフーバー元大統領の回想録も2011年に刊行され、いま邦訳中だそうです。やがて少しは対日観が変わりそうな徴候もあるが、どうなることか・・・
このような環境の中でヨン氏の活動の困難さは十分に理解できます。必要なのはわれわれのもっと実質的な支援だと思いますね。
>歴史学以外の日本研究者にも呼びかけ、より大きな声明を発表することを決めた。
> もちろん、これだけの研究者たちの賛同を得るためには、さまざまな妥協が必要だった。
声明の内容も問題だが、学者が徒党を組んで他国の政府に「あれをしろ」「これをしろ」と指図することには大きな違和感を感じる。
環境汚染のような全地球的な問題ならともかく、「謝罪しろ」だの「賠償しろ」だの、多分に政治的な二国間の問題に、政治家でもなく活動家でもない学者が口を出す意図はどこにあるのか。
学者が何かを主張するなら根拠を示さなければならない。それをせず、ろくに調べもしないで、明らかに意見の違う人たちが妥協の産物の中途半端な声明を出す。何がしたいのか。
善意に解釈すれば、関係が悪化する一方の二つの国に心を痛め、何とか仲直りさせたいと考えた。但し、その方法は政治的な妥協を促したものであり、学者としての真実の追求は放棄している。
悪意に解釈すれば、慰安婦の問題で韓国のやり過ぎと日本の反転攻勢に学者生命の危機を感じ、手の施しようがなくなる前に両国に手を打たせようと試みた。真実の追求は放棄したまま。
まあ、元々慰安婦の件には大した興味もないだろうから、勉強していないことを責めるつもりはない。なら最初から黙っていればいいだけのこと。下手に一方に与した政治的な発言を繰り返すから、恥をかくことになる。
藤岡先生の声明と討論会の呼び掛けはタイミング抜群のカウンターになった。彼らがどう応じるか見ものだと思っている。まあ、無視する以外の選択肢しか思い浮かばないが、そうなればもう学者の値打ちはない。
mc^2さん
ダワー博士の評価に玉ねぎやさんのリンクはちょっといかがなものでしょう、些か色が付き過ぎなサイトでは?ただ「敗北を抱きしめて」は確かに東京裁判史観そのまんま!?というところがあって、手放しで評価出来ないのは確かです。その前作の「容赦なき戦争〜」の論旨の見事さからすると、これ同じ人が書いた本なの?という違和感は私も強烈に感じました。なのであの本は私も人に勧めたことがありません。
pia tomatoさん
そこまでジェイソン・モーガン氏の言うようなアメリカ歴史学会=日教組状態なら、あの様な妥協の産物みたいな声明内容にまでダデンやジーグラーを始めとする最初の19人他が譲歩することも無いように思うのですが。
もしそう(政治運動に支配された日教組状態)ならばIMAさんが書かれている
>慰安婦の問題で韓国のやり過ぎと日本の反転攻勢に学者生命の危機を感じ、手の施しようがなくなる前に両国に手を打たせようと試みた。真実の追求は放棄したまま < という見立てが筋が通るように感じました。
今回の声明文の署名者一覧を見て思ったのは、前にもコメントで書きましたが「これは日本にとって小さくてそして大きな勝利だったが道はまだ遠く険しいなぁ」というものです。
前半分の日本に理解を示した内容の後に↓ですものね。あぁ、日本史・アジア史の専門家と言っても総花的にするとこの見解が精一杯なのかと。
Yet denying or trivializing what happened to them is equally unacceptable. Among the many instances of wartime sexual violence and military prostitution in the twentieth century, the “comfort women” system was distinguished by its large scale and systematic management under the military, and by its exploitation of young, poor, and vulnerable women in areas colonized or occupied by Japan.
しかし、同時に、彼女たちの身に起こったことを否定したり、過小なものとして無視したりすることも、また受け入れることはできません。20世紀に繰り広げられた数々の戦時における性的暴力と軍隊にまつわる売春のなかでも、「慰安婦」制度はその規模の大きさと、軍隊による組織的な管理が行われたという点において、そして日本の植民地と占領地から、貧しく弱い立場にいた若い女性を搾取したという点において、特筆すべきものであります。
There is no easy path to a “correct history.” Much of the archive of the Japanese imperial military was destroyed. The actions of local procurers who provided women to the military may never have been recorded. But historians have unearthed numerous documents demonstrating the military’s involvement in the transfer of women and oversight of brothels. Important evidence also comes from the testimony of victims. Although their stories are diverse and affected by the inconsistencies of memory, the aggregate record they offer is compelling and supported by official documents as well as by the accounts of soldiers and others.
「正しい歴史」への簡単な道はありません。日本帝国の軍関係資料のかなりの部分は破棄されましたし、各地から女性を調達した業者の行動はそもそも記録されていなかったかもしれません。しかし、女性の移送と「慰安所」の管理に対する日本軍の関与を明らかにする資料は歴史家によって相当発掘されていますし、被害者の証言にも重要な証拠が含まれています。確かに彼女たちの証言はさまざまで、記憶もそれ自体は一貫性をもっていません。しかしその証言は全体として心に訴えるものであり、また元兵士その他の証言だけでなく、公的資料によっても裏付けられています。
>そこまでジェイソン・モーガン氏の言うようなアメリカ歴史学会=日教組状態なら、あの様な妥協の産物みたいな声明内容にまでダデンやジーグラーを始めとする最初の19人他が譲歩することも無いように思うのですが
最初の声明の19人の中のジーグラーは後の声明に署名しなかったと記憶してますが、入ってましたか?
この声明が「日本の小さな勝利」であるのは確かとしても、やはり「日本批判」に読めてしまいます。中韓の民族主義にも触れて、日本の戦後の平和の歩みを称賛し、後半では米国の問題点も指摘してますが、それらは単に「本題(日本批判)に入るための飾り」に見えてしまうのは私が「怒りと溜飲をためた頭」で読むからでしょうか(笑
日本に対し、過去の植民地支配や侵略の問題に「言葉と行動の両方で」取り組むべき、というのは中韓の主張と変わらないし、この学者たちの一環したメッセージは「日本は謝罪してない、過去から目を背けている」という点に尽きると思います。
「米国、ヨーロッパ、日本などの知識人や学者が日本を批判する理由は、日本批判が安全だから」と言った人がいます。自分は安全圏にいて声高に”正義”を叫ぶ偽善者たちにウンザリです。
これが結びの文です。この言葉は中国や韓国に向けて言って欲しいものです。
In our classrooms, students from Japan, Korea, China and elsewhere discuss these difficult issues with mutual respect and probity. Their generation will live with the record of the past that we bequeath them. To help them build a world free of sexual violence and human trafficking, and to promote peace and friendship in Asia, we must leave as full and unbiased an accounting of past wrongs as possible.
>セントラルワシントン大学は歴史について落第点だ。
マイケル、GJ! これは感謝。
MMさん
ジーグラー教授は入っていませんでした、単純に入っていると思い込んでいました、ご指摘ありがとうございます。
>この声明が「日本の小さな勝利」であるのは確かとしても、やはり「日本批判」に読めてしまいます。
そうですね、中韓の民族主義などに触れている部分は文脈からも本題では無く、不自然に慰安婦問題へウェイトを置いていますし、何より声明を出した時期、タイトルからして日本批判というか安倍保守政権批判という感じですね。
発端はマグロウヒル社への訂正要求が学者達の非常な反発を買ったという様な話ですが、毎年恒例の中韓による露骨な日本の歴史教科書への内政干渉的攻撃が、日本・アジア史の専門家に同様の反応を全く起こさないという点からも、道のりの険しさを感じてしまいますね。それとも私が知らないだけでしょうか?
John W. Dower氏とGavan McCormack氏の共著「転換期の日本へ」は噴飯もの。
これが歴史学者かと思うほどなので買わないようにしましょう。
have many parallels to ~と多くの類似性がある
>> pia tomato さん
> それはともかく、この記事で初めて知ったのは、米国の歴史学会、学界、大学などの封鎖的、左翼的な現状です。ほとんど日本と同じと思えます。が、モーガン氏によれば、日本の方がまだましなんだそうです。
戦勝史観ならぬコミンテルン史観…、少し関連するんですがダワー博士
>> Takehiko Asakawa さん
> 些か色が付き過ぎなサイトでは?
でしたかね。しかし少し検索してみたところ、日本の左翼と瓜二つどころかかような見方があるのを知りました。
アメリカのニュー・レフトに騙されるな
https://www.facebook.com/michio.ezaki/posts/788942777888888
> そしてダワー教授らは1975年、以下のように主張した。 [...] 彼らは、ベトナムの“民主化”、ひいてはアジアの“民主化”を阻む米国の“帝国主義者たち”がアジアで影響力を保持しているのは、日米同盟と日本の経済力があるからであり、日米同盟を解体し日本を弱体化することが、アジアの“民主化”を早めることになると考えた。 [...] かくして、日本の加害責任を改めて追及することで日本を弱体化させ、アジアの民主化を促進するという世界戦略が米国のニュー・レフトの間で確立されていったのである。
“Origins of Modern Japanese State – Selected Writings of E. H. Norman”(『ハーバート・ノーマン」全集』岩波書店)の序文(日本語版には未収録?)にその内容があるらしいのですが、当られた方いらっしゃいますでしょうか。ノーマンはベノナ計画(Venona project)の機密解除でソ連のスパイであったことが確認されているらしい。
小山レポートの引用、続く部分端折ったのですが実際には面白いのはそちらの方で、もとより政治的な意図を持った声名だったのが明らかにされてしまっています。
>もしも米国で、第二次大戦中の韓国の売春婦が日本に対して勝訴するようなことがあれば、それは、戦後から今日にいたるまでアメリカが韓国人の売春婦を大規模に使用したとのことで、売春婦達が米国に対して大規模な訴訟を開始する扉を開けることになる。
>日本人が20万人もの女性をさらったという根拠の無い主張とは異なり、米国軍が数え切れないほどの韓国人売春婦を使ってきたことは真実で簡単に立証できる。
>すでに122人の韓国人売春婦が韓国政府を訴えている。122人の彼女らは自分たちを単に売春婦であると言っている、セックス奴隷などではなく。彼女らは自分たちの意図を隠そうともしない。
>重要なことを述べる。韓国に駐留していて、韓国人の女性と結婚し彼女をアメリカにつれてきた軍人たちへ、もしもワイフがセックスビジネスにかかわったり、離婚後にセックスビジネスに関わるのならば、あなたは人身売買にかかわったとの疑いで訴えられる可能性がある。
吉見&ダデン教授に言わせると「廃業の自由がなければ性奴隷」らしいですから、
基地村(朝鮮戦争)慰安婦も、売春婦ではなく立派な「性奴隷」になるんでしょう。
もちろん、人身売買で慰安婦になった女性も居れば、ペニシリンショックで死んだ慰安婦も居る。
「日本の歴史家を支持する声明」も、基地村慰安婦問題を睨んだ着地点を想定して発表されたのかも。
彼らの最終目的がアメリカであるのは、間違いないですよね。
朴政権は朴元大統領時代の基地村慰安婦問題について認め、謝罪する可能性はまず無い。
認めてしまうと、朴元大統領時代に既に第二次大戦慰安婦を認識していたことになるし、
そうなれば、日韓基本条約で既に解決済みであることが濃厚になる。
アメリカでの第二次大戦慰安婦問題と基地村慰安婦問題の大きな違いは、
基地村慰安婦問題が北米の一般世論からの支持が得られ難い事ですよね、当然。
退役軍人や韓国系の反発は当然予想される。中国(北朝鮮)系は…。
アメリカの議員たちも容易にこの問題には首を突っ込めない。
そして、この時が日本サイドの意見に耳を傾けてもらえる最大のチャンスかと。
では、それまでに日本側が出来る事は何があるか考えると、
日本側から今基地村慰安婦問題を持ち出して、アメリカを追い込むのは得策とは言えない。
日本側が慰安婦問題の過去ついて追求したとしても、アメリカ世論は自分たちの目で判断しようが無いので
どうしても韓国側(被害者側)の主張を重視しがちになり日本の「修正主義」イメージも加速する。
そこで、過去の問題より現在進行中の「韓国の過度なナショナリズム」を指摘するのもアリかも。
例えば、アルジャジーラ討論会で、司会者は「最大20万人の慰安婦が」と初めに紹介したが
韓国側市民団体のキム氏は討論中に「20万人以上の慰安婦が」と話していたかと。
ダデン教授らに言わせると「20万人」は吉見教授の研究結果を論拠にしているようなので
吉見教授本人で「20万人」から「5万人以上」へ、既に研究結果を修正していることとも合わない。
また、聨合などの韓国メディアは「慰安婦の大部分は韓国人」と記述する場合が多い。
河野談話では「一番多かったのは日本人慰安婦」と言っている訳ですから、話が合わない。
まあ「韓国人が酷い目に遭っていた」と強調するあまり、河野談話と整合性が取れない内容になるんでしょう。
「河野談話を遵守しろ」と日本に言い続けながら、韓国サイドは河野談話を毀損している事に。
最近の朝鮮日報では、シンガポールのリ・クアンユー元首相回顧録を引用し
「日本軍占領下のシンガポールには慰安所があり、韓国人慰安婦が~」と記述しているのですが
実際の回顧録には「日本人と韓国人慰安婦が~」と記述されている。
他国首相の回顧録内容を改ざんしてまで、自国被害を強調したい「正義(ナショナリズム)」が
韓国メディアや市民団体に横行し続けている事を示したいですね。
ここで「人数」など「過去の事実関係」を議論対象にしてしまうと、難しくなるかと。
あくまでも、韓国側の抑制の効かない「ナショナリズム」を、これらの些細な不一致から示せれば
北米の第三者世論の心にブレーキを踏ませる事になる。
そして、今は日本側の指摘を半信半疑で聞いているアメリカ人も、
基地村慰安婦問題がアメリカ大陸に上陸し自分たちが加害者側に立って初めて、
日本側が指摘していた現在進行形の「過度なナショナリズム」に初めて合点がいくことになると思うんです。
もしそうなれば、過去に遡った日本側の主張にも耳を傾けてくれる人が増えるのはほぼ確実かと。
Jun
管理者様
ひとつ上の僕のコメントですが、掲載する場所を間違えてしまいました。
お手数ですが、ひとつ上とこのコメント計2つを、削除して頂きますようお願い致します。
Jun
Post a Comment