tag:blogger.com,1999:blog-2260819795415755692.post5985680495905728056..comments2023-09-28T20:18:11.031+09:00Comments on Michael Yon JP: オーストラリアと米国の兵士MichaelYonJPhttp://www.blogger.com/profile/07018653621594930401noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-2260819795415755692.post-70282806734442238972018-05-15T17:54:09.447+09:002018-05-15T17:54:09.447+09:00「果たしてアメリカ・連合軍側に日本を一方的に断罪する資格はあるのか」という問いかけは、実は70年前に...「果たしてアメリカ・連合軍側に日本を一方的に断罪する資格はあるのか」という問いかけは、実は70年前にも成されていました。<br />ヘレン・ミラーズ(Helen Mears)というアメリカの学者が「アメリカの鏡・日本」(Mirror for Americans, Japan)という著書を1948年にアメリカで出版しています。翌年にはGHQが日本での翻訳本の発行を禁止したので、日本では長らく知られることはありませんでしたが、1995年に翻訳本が出版されています。アメリカのamazonを見るとこの本はレビューも少なく再販本は出版されていない様で、800ドル前後の値段がついています。そもそも「アメリカは日本を裁くほど公正でも潔白でもない」という彼女の主張はアメリカでは受けない上に、ページ数の多い分厚い学術本なので需要が限られるのでしょう。日本のamazonでは、この本には沢山のレビューがついていますが、日本はなぜアメリカに対して戦争に打って出たのかという理由を知る上でも参考になる資料の様です。<br /><br />真珠湾攻撃における宣戦布告については、日本でもしばしば議論になりますが、仮に宣戦布告が予定通りに間に合っていたとしても真珠湾攻撃は奇襲的攻撃には変わりないので、結局 "Sneak attack” というレッテルは貼られていたでしょう。宣戦布告という行為が正義になる訳ではなく、戦争の勝者が正義の雄叫びを上げられるというだけの話なので、宣戦布告の有無を必要以上に議論してもあまり意味が無いと私も思います。<br /><br />日本兵に対する連合軍側の戦争犯罪という視点で言えば、世界で初めて大西洋単独無着陸飛行を成功させたリンドバーグも彼の著書の中で自身の戦争体験から連合軍側の残虐行為を批判的に記しています。また何年か前の報道になりますが、ニューギニア島のダンピール海峡における1943年の戦闘で、輸送船を撃沈され海に漂流する多数の日本兵に対して、米豪連合軍が戦闘機から繰り返し機銃掃射して殺害する当時の映像が公開されました。テレビのニュースでしたが、オーストラリア人がこれを見てショックを受けたという感想を述べていたのを覚えています。敵兵と言えども海に漂流している丸腰の相手をまさか機銃掃射して殺害し、弾が無くなれば基地に戻って弾を補給し再び機銃掃射したというのですから、清廉潔白な「正義の戦争」という情報しかなければショックを受けるのも仕方ないでしょう。<br />ぽんhttps://www.blogger.com/profile/03811996931746997490noreply@blogger.com